やりなおしちゃってもいいんですか?
「家で1個1個作るのは…結構大変じゃないかって思うんですよ。
材料はこちらで用意したものを購入してもらえるので
教室を貸してあげるのはだめですか?」

はっきり言って、うちの教室は結構人気があって

定員割れしている講座はなく

アロマエステなども人気がありスタッフの人数にも余裕はない。

だけど上野さんにとっては一生に一度の結婚式。

自分で作ったものを贈りたいという強い気持ちが伝わってきて…

でもうちの店長ってイレギュラーな事を好まない人だからダメ元だった。

「う~~ん。講座で教室は埋まってるし…」

やっぱり…無理だよな~~

わかりました。と言おうとすると

「なんかすごくいいですよね~。自分の結婚式に気持ちのこもった贈り物。
きっともらった人はうれしいでしょうね~」

間に割って入ってきたのは浩二だった。
< 145 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop