やりなおしちゃってもいいんですか?
一体いつからいたの?
上野さんの接客に夢中になっていて彩ちゃんが店に来たことに
全く気付いてなかった。
しかも今までのやり取りを聞いていたなんて・・・
「彩ちゃん…それはできないわ」
上野さんとは面識もなければ
キャンドル作りの経験のない彩ちゃんに手伝ってなんて
言えるわけがない。
そもそもなんで彩ちゃんがこんなの事を言うのかさっぱりわからない。
私は彩ちゃんに言い聞かせるように断った。
だが素直に納得するわけもなく
「どうして?」
強い口調で投げかけてきた。
「どうしてって…彩ちゃんはうちのスタッフでもない単なるお客様。
そのお客様が好奇心で初対面のお客様の依頼に首を突っ込むなんて
ありえない。気持ちはうれしいけど…キャンドルが作りたいなら
私が個人的に―」
「好奇心とかじゃない!」
教える…と言おうとすると彩ちゃんの大きな声が店内に響き渡り
店にいるお客様やスタッフの視線が一斉に彩ちゃんに注がれる。
しかもその声は事務所にいた浩二や店長の耳にも入っていたようで…
「どうかなさいましたか?」
慌てた様子で店長がやってくるとそのうしろには浩二もいた。
「店長大丈夫です。彼女…私の知り合いで―」
「あ!なんでこうちゃんがいるの?」
彩ちゃんは浩二が店にいることに気づき指をさす。
「俺は仕事で来てるんだよ。っていうかほかのお客様のご迷惑になるから
もっとトーンを下げろ」
浩二が小声で注意すると彩ちゃんは口を尖らせる。
上野さんの接客に夢中になっていて彩ちゃんが店に来たことに
全く気付いてなかった。
しかも今までのやり取りを聞いていたなんて・・・
「彩ちゃん…それはできないわ」
上野さんとは面識もなければ
キャンドル作りの経験のない彩ちゃんに手伝ってなんて
言えるわけがない。
そもそもなんで彩ちゃんがこんなの事を言うのかさっぱりわからない。
私は彩ちゃんに言い聞かせるように断った。
だが素直に納得するわけもなく
「どうして?」
強い口調で投げかけてきた。
「どうしてって…彩ちゃんはうちのスタッフでもない単なるお客様。
そのお客様が好奇心で初対面のお客様の依頼に首を突っ込むなんて
ありえない。気持ちはうれしいけど…キャンドルが作りたいなら
私が個人的に―」
「好奇心とかじゃない!」
教える…と言おうとすると彩ちゃんの大きな声が店内に響き渡り
店にいるお客様やスタッフの視線が一斉に彩ちゃんに注がれる。
しかもその声は事務所にいた浩二や店長の耳にも入っていたようで…
「どうかなさいましたか?」
慌てた様子で店長がやってくるとそのうしろには浩二もいた。
「店長大丈夫です。彼女…私の知り合いで―」
「あ!なんでこうちゃんがいるの?」
彩ちゃんは浩二が店にいることに気づき指をさす。
「俺は仕事で来てるんだよ。っていうかほかのお客様のご迷惑になるから
もっとトーンを下げろ」
浩二が小声で注意すると彩ちゃんは口を尖らせる。