やりなおしちゃってもいいんですか?
理由は過去に苦い経験をした事が思った以上に尾を引いて
恋愛に対して臆病になっているって事・・・かな。
でも恋人がいなきゃ生きていけないわけじゃないから
無理に誰かを好きになろうという気もさらさらない。
ご縁があれば・・・って感じなんだけど
母は20歳で結婚したから、私が25歳で彼氏の『か』の字も
出てこないことを心配しているのだろう。
こんな時、父がいれば「そう焦らなくてもいいよ」
って言ってくれるんだろうけど・・・
大阪に単身赴任しているからかばってくれる人もいないのだ。
「そんなことより今日のぶり大根最高においしいね~」と話を逸らす。
母は上目遣いで私をちらっと睨むように見るとは~~っと深い溜息を吐き、
味噌汁をずずずっとすすった。
すると突然、家の電話が鳴った。
母は面倒くさそうによいしょと言いながら立ち上がると受話器を取った。
「もしもし田嶋でございます」
母は、はいはいと単調に返事をしていたのだが・・・・・・
「え?それは大変だわ。今からすぐに伺いますね。
お部屋は何号室だったかしら・・・・・・
305号室ね。わかりました」
母はがくっと肩を落としながら受話器を置いた。
恋愛に対して臆病になっているって事・・・かな。
でも恋人がいなきゃ生きていけないわけじゃないから
無理に誰かを好きになろうという気もさらさらない。
ご縁があれば・・・って感じなんだけど
母は20歳で結婚したから、私が25歳で彼氏の『か』の字も
出てこないことを心配しているのだろう。
こんな時、父がいれば「そう焦らなくてもいいよ」
って言ってくれるんだろうけど・・・
大阪に単身赴任しているからかばってくれる人もいないのだ。
「そんなことより今日のぶり大根最高においしいね~」と話を逸らす。
母は上目遣いで私をちらっと睨むように見るとは~~っと深い溜息を吐き、
味噌汁をずずずっとすすった。
すると突然、家の電話が鳴った。
母は面倒くさそうによいしょと言いながら立ち上がると受話器を取った。
「もしもし田嶋でございます」
母は、はいはいと単調に返事をしていたのだが・・・・・・
「え?それは大変だわ。今からすぐに伺いますね。
お部屋は何号室だったかしら・・・・・・
305号室ね。わかりました」
母はがくっと肩を落としながら受話器を置いた。