やりなおしちゃってもいいんですか？
正直、裸を見られたのは本当に本当に恥ずかしいけど
、
もし浩二が助けてくれなかったら

どうなっていたか・・・

そう思うと助けてくれた浩二を責めるのは間違っていると気付く。

やっぱりここは助けてくれたお礼と

キツい言い方をしたことを誤るべきだよね･･･

「助けてくれて・・・ありがとう。あと・・・
さっきはその～キツい事言って･･･ごめんなさい」

見られた恥ずかしさがあって面と向かって言えない私は

毛布の中から浩二に謝る。

「ん？何？聞こえんな～もう一回言って」

少しとぼけた感じで返事が帰ってくる。

私は眼の位置までゆっくりと毛布を下げると浩二の方を見て

もう一度言った。

すると浩二は私の掴んでいる毛布を取り上げ私の届かない所へ投げた。

そして私と同じ目線に会わせるようにしゃがむ」と小さく息を吐いた。

「本当にびっくりしたんだぞ」

「・・・うん」

「本当にわかってんの？あんなに心臓がバクバクしたのは本当に久しぶりだったし
人間って本当にびっくりすると最初は立ち尽くしちゃって動けなくなるんだよ。
それくらい驚いたし、俺がそばにいればこんなことにはならなかったって・・・」

浩二は私を残してマンションに帰ったことを凄く後悔していた。

「ううん。私がちゃんと確認すれば良かったのに
早とちりしちゃって・・・ごめんなさい」

お互いに顔を見合わせていたら自然と笑みがこぼれていた。
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