やりなおしちゃってもいいんですか?
「…何がおかしいのよ。とうとう頭おかしくなった?」

もう浩二とは二度とかかわりを持つつもりのない私は嫌われて上等と

冷ややかな目で言ってやった。

浩二はひとしきり笑うと呼吸を整え私を見てほほ笑んだ。

「うれしいな~。これってヤキモチだろ?」

「は?この期に及んで何言ってんの?」

私は口を尖らせ視線を反らす。

「あれ…妹だけど」

「へ~~妹なんだ~~…ってえ?!妹?」

私は口を開けたまま動けなくなる。

「そっか~メグは…明日香のことしらなかったか~あいつは俺の妹の明日香。
7つ離れてんだよ。俺とメグが付き合ってた時、あいつ小学生だったし
めぐとはそういう話あんましなかったから知らなかったか・・悪い悪い」

浩二が妹さんの話をしている間、私は今までのやり取りを思い出し

目が点になった。

穴があったら入りたい。

「おーいメグ?」

浩二が顔を覗き込み私はびくっとする。

「な、なによ」

「俺と明日香が話しているの見てやきもち妬いたんだろ?」

自信たっぷりに尋ねる浩二になぜか悔しさを感じる。

だって…浩二の言っていることは間違っていないから…

なんとも思わなければあんな逃げるように帰ったりはしなかった。

浩二は否定も肯定もせず黙っている私を追求はせずソファに腰かける
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