Fate/Kamen Rider 『絶唱果汁戦線 オレンジ』
対話好感!果物!
「いやぁすまねぇすまねぇ!」
王の食事を邪魔するなど、本来は万死に値する行為である。
「ハッ、次はないと思えよ雑種!」
だがこの星の主、オーバーロード『コウタ』の必死の弁明、そして『少しの』戦闘の末に『互いの』誤解は解けた。
「いやぁもう雑種を名乗れんのかなぁオレ?」
「クハハハ!それもそうか元雑種の若き神よ!」
英雄王は笑いながら『ヘルヘイムの実』を齧る。
なんてことはない。
『泥』を被れど呑まれぬ彼にとって、異界の森の果実などヨモツヘグイとならぬばかりか、美味な魔力の補給物としかならないのだ。
焚き火の前で彼等は語り合った。
二人は非戦闘状態で互いの物語を冒険を。
「『意思を持った機巧』……我が唯一の友もそうであった。貴様の世の『魔法使い』も面白い。それに収集家としては『宇宙の礫』に『欲望の硬貨』に『地球の記憶』とやらには興味がそそられる。」
「そう言って貰えて嬉しいよ。そのどれもがオレの物語ではないけれど、その細部までは語れないけど、オレやその半身は彼等と共に戦ったんだ。」
「アンタの話も面白かったぜ。オレの知ってる男も『旅を続ける戦士』でさ、彼の事を思い出したよ。そして人類継続保障機関カルデアによる人理崩壊の修復、世界を守ってんのは仮面ライダーだけじゃねぇって聞いて安心したよ。」
「我が物語だ、つまらぬ訳がなかろうよ。仮面ライダーとやらは知らぬが数多のライダーの英霊もまた雑種なりに活躍しておったわ。『旅を続ける戦士』……そうであった。我は戻らねばならぬのだ。今こうしてる間にも我の領地は侵されている!」
「あぁ、マイやサガラがアンタの世界を今も探している……なるべく時も遡って戻してやりたいんだが中々な。平行世界へのレイシフトってのは黄金の果実でも難しいらしい。」
「よい。」
「え?」
「フン、あの瞬間あの場に戻す必要はないのだ……あの場の者達だけでアレは鎮められようよ。」
「……信用してんだな。」
「この程度の事態を収められぬようではこの先の人理は保障出来ん。」
「あぁ、オレも地球の運命はもう仲間達に任せてある。」
「『弱者が踏みにじられない世界』……か。」
「……オレの物語、葛葉紘汰としてオレが最後に戦ったライバルの言葉だ。」
「駆紋戒斗とやらの『ソレ』は我の思想に近しい。そしてそれを実行したのが我だ。そしてその果てに我もまた、友を失った。だが……」
「後悔はしていない……だろ?」
「クフフ!」
「ははっ!」
二人は大声で笑った。互いを尊重しあうように、互いに互いの親友を重ねながら。
「さて!この後の我の心情をよもや読み取れんという事はないだろうなぁ新たなる神よ!!」
「ああ!寧ろここまで長く談笑出来たのが意外だったぜ純金の王!!」
「手合わせ願おう異星の王。我はこの地を焦がすつもりで貴様を嬲るぞ!」
これより始まるは全力の死闘。
そして今の彼に慢心は無い。
王の食事を邪魔するなど、本来は万死に値する行為である。
「ハッ、次はないと思えよ雑種!」
だがこの星の主、オーバーロード『コウタ』の必死の弁明、そして『少しの』戦闘の末に『互いの』誤解は解けた。
「いやぁもう雑種を名乗れんのかなぁオレ?」
「クハハハ!それもそうか元雑種の若き神よ!」
英雄王は笑いながら『ヘルヘイムの実』を齧る。
なんてことはない。
『泥』を被れど呑まれぬ彼にとって、異界の森の果実などヨモツヘグイとならぬばかりか、美味な魔力の補給物としかならないのだ。
焚き火の前で彼等は語り合った。
二人は非戦闘状態で互いの物語を冒険を。
「『意思を持った機巧』……我が唯一の友もそうであった。貴様の世の『魔法使い』も面白い。それに収集家としては『宇宙の礫』に『欲望の硬貨』に『地球の記憶』とやらには興味がそそられる。」
「そう言って貰えて嬉しいよ。そのどれもがオレの物語ではないけれど、その細部までは語れないけど、オレやその半身は彼等と共に戦ったんだ。」
「アンタの話も面白かったぜ。オレの知ってる男も『旅を続ける戦士』でさ、彼の事を思い出したよ。そして人類継続保障機関カルデアによる人理崩壊の修復、世界を守ってんのは仮面ライダーだけじゃねぇって聞いて安心したよ。」
「我が物語だ、つまらぬ訳がなかろうよ。仮面ライダーとやらは知らぬが数多のライダーの英霊もまた雑種なりに活躍しておったわ。『旅を続ける戦士』……そうであった。我は戻らねばならぬのだ。今こうしてる間にも我の領地は侵されている!」
「あぁ、マイやサガラがアンタの世界を今も探している……なるべく時も遡って戻してやりたいんだが中々な。平行世界へのレイシフトってのは黄金の果実でも難しいらしい。」
「よい。」
「え?」
「フン、あの瞬間あの場に戻す必要はないのだ……あの場の者達だけでアレは鎮められようよ。」
「……信用してんだな。」
「この程度の事態を収められぬようではこの先の人理は保障出来ん。」
「あぁ、オレも地球の運命はもう仲間達に任せてある。」
「『弱者が踏みにじられない世界』……か。」
「……オレの物語、葛葉紘汰としてオレが最後に戦ったライバルの言葉だ。」
「駆紋戒斗とやらの『ソレ』は我の思想に近しい。そしてそれを実行したのが我だ。そしてその果てに我もまた、友を失った。だが……」
「後悔はしていない……だろ?」
「クフフ!」
「ははっ!」
二人は大声で笑った。互いを尊重しあうように、互いに互いの親友を重ねながら。
「さて!この後の我の心情をよもや読み取れんという事はないだろうなぁ新たなる神よ!!」
「ああ!寧ろここまで長く談笑出来たのが意外だったぜ純金の王!!」
「手合わせ願おう異星の王。我はこの地を焦がすつもりで貴様を嬲るぞ!」
これより始まるは全力の死闘。
そして今の彼に慢心は無い。