HARUKA~始~
翌朝。
久しぶりに気分良く起き上がる。
朝食はパンの耳とスクランブルエッグ、
弁当に詰めたブロッコリーを少々拝借した。
パンの耳は残り物のイメージが定着していて固いから嫌いっていう人もいるけれど、
私はわりと好き。
いや、大好き。
学校におやつとして持っていこう。
そう思い立って、すぐにタッパーに一口大に切った耳を入れてレンジでチン。
レンジから取り出したら、蓋を開けて砂糖をまぶす。
パンを乾燥させて、ラスクのあの感じを再現するまでの間に歯磨きなどを済ませる。
教科書確認。
よし!大丈夫!
保冷バックにお弁当、自家製ラスクを入れて…さあ出発!
履き潰したスニーカーのつま先をトントン。
そして玄関のドアを開ける。
青い空、白い雲、散りゆく淡いピンクの桜ーーー。
今日は良い日になるといいな…
「あっ、そうだ…」
1つ忘れ物をした。スニーカーを急いで脱いである場所へ向かう。
「行ってきます」
いってらっしゃいは聞こえない。
久しぶりに気分良く起き上がる。
朝食はパンの耳とスクランブルエッグ、
弁当に詰めたブロッコリーを少々拝借した。
パンの耳は残り物のイメージが定着していて固いから嫌いっていう人もいるけれど、
私はわりと好き。
いや、大好き。
学校におやつとして持っていこう。
そう思い立って、すぐにタッパーに一口大に切った耳を入れてレンジでチン。
レンジから取り出したら、蓋を開けて砂糖をまぶす。
パンを乾燥させて、ラスクのあの感じを再現するまでの間に歯磨きなどを済ませる。
教科書確認。
よし!大丈夫!
保冷バックにお弁当、自家製ラスクを入れて…さあ出発!
履き潰したスニーカーのつま先をトントン。
そして玄関のドアを開ける。
青い空、白い雲、散りゆく淡いピンクの桜ーーー。
今日は良い日になるといいな…
「あっ、そうだ…」
1つ忘れ物をした。スニーカーを急いで脱いである場所へ向かう。
「行ってきます」
いってらっしゃいは聞こえない。