届け!私の想い。
「担任の大城です。よろしくお願いします。」

最悪。なんでこの人。本当、運悪いわ。

しかも、一番前の席だし。

そんなことを思いながらも、自分はこの人に

好かれようとしている。

この人が持ってる闇がわかるからこそ、

なんとなく味方してあげたくなる。

だから、好かれるように、プリントを両手で

受け取ったり、なるべく目を見たりした。

なんでそんなことをしたのか、

自分でもわからない。

でも、なんとなくこの人のお気に入りになる

と得になる気がした。

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