届け!私の想い。
知らなかった想い〜高校1年生〜
「ここで何をしてたの?」

「えっと、思い出に浸ってました。」

「それって、中田 輝先生のこと?」

「えっ?」

心臓がバクバクする。

どうして知ってるんだろ。

まるで、ここにいる理由も、私の想いも、

全部知ってるみたいな顔をしてる。

「そう‥です。」

「懐かしいね。」

「はい。」

どうして知ってるんだろ。

怖いな。冷や汗をかく。ドキドキする。

恋のドキドキじゃなくて、

なんというか悪い事をしたみたいな感じ。

「どうして知ってると思う?」

「わかりません。」

「ふふ。そんな怖がらなくていいよ。」

「は、はい。」

「私、聞いてたの中田先生から。

あなたのこと。全て。」

それだけ先生は信頼してたってこと?




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