きみがおしえてくれたこと
「しゅうちゃん だよね?
近所に住んでるっておじいちゃんから聞いたよ。
私、ここの宮司の孫なの。」
そういえば この神社には
ヨボヨボの宮司がいた 気がする。
大阪弁の方はずっと俺に敵意むきだし で、
睨みっぱなし。
「私、有須妙。 今おじいちゃん 腰やっちゃってて入院してるから、夏休み明けくらいまでは私が代わりに来てるの。」
「はぁ。」
「で、こっちはバイトに来てくれてるん」
ん?
微妙なとこで切れたと思ったら、
大阪弁の方が有須さんの口を押さえてた。