きみがおしえてくれたこと



放課後、幼馴染みの倫也と
近所の神社に行く約束をしたはいいけど、
帰り際になってから


「四宮、日誌は?」

日直なのを忘れてた。



机から出てきた日誌は白紙。

うへー じゃまくせー




「じゃ、俺 先 家戻ってチャリ置いてから歩いて行ってるわ」


「あ、え?そーなの?
倫也のうしろに乗せてもらえると思ってたんだけど」


神社はどちらかというと俺の家の近くにあるから、

学校から行くにはちょっと遠いんだけどなー



「しゅうちゃんが日誌書いてないからだろ。
いちいち待ってられるか。」


「えー。ともちんと青春したかったんだけどぉ」


「ともちん言うな。おれはしたくない。」



なかなか冷たい男だ。

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