儚くも切ない約束。
第1章 出会い日


君との赤い糸。
それはもうこの時から動き出していたのかもしれない。





[ジリリリリリリリリリリリリ--]



「もぅ、うるさいッッッ!」


もす、むしゃくしゃするんだよ。
でも、この日がスッごく楽しみだったww



「杏子-用意したのォ-」


「うん!今起きた」

「今起きた?早く着替えてした降りてきなさい!」


「はぁ-ぃ」



[シャァァァァァァァァァ----]


カーテンを開けて部屋を明るくする。
カーテンから太陽の日差しが舞い込んできて
とても明るく感じる。


今日が君との゙出会い日゙になるなんて
今の私だって思わなかった…。



[ダダダダダダダダダダッッッッッッッッ-]


「行ってきます!」


「気をつけてね!今日が中学生活2年目の
  始まりなんだから」


「そんな事わかってますゥ-行ってきます!」

「はぃはぃ…」



-夢空 杏子- ムソラ  アンズ


今日が中学2年生の始業式。
制服に身を包み自転車に乗って
いつもの坂道を通りながら学校に通う女の子。

背は高いほうで体重はそんなになぃ!
そんな女の子。
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