君のために未来を見よう〜教王様の恩返し〜
対面
イルタ大教会。
国の名を冠す、国内最大で最高位の教会。
ここには二つの役割があった。
一つはその名の通り、市民が祈りを捧げる場所としての役目。
もう一つは、教王の住まいであり、教王の仕事全てを支える『教王庁』の中枢機関としての役割だった。
一度に2千人は収容できる礼拝堂は市民に開放されており、誰でも気軽に入ることができた。心の癒やしと平穏を求めて常に人が絶えることがなかった。
礼拝堂から切り離される形で奥にはさらに広大な建物がそびえ、そこに心臓部とも言える『教王庁』があった。
そこへ近づくことは固く制限され、24時間兵士が巡回している。許可証を持った者だけが入る事を許され、それでも毎回厳しい身体と荷物の検査が課せられる。
国の名を冠す、国内最大で最高位の教会。
ここには二つの役割があった。
一つはその名の通り、市民が祈りを捧げる場所としての役目。
もう一つは、教王の住まいであり、教王の仕事全てを支える『教王庁』の中枢機関としての役割だった。
一度に2千人は収容できる礼拝堂は市民に開放されており、誰でも気軽に入ることができた。心の癒やしと平穏を求めて常に人が絶えることがなかった。
礼拝堂から切り離される形で奥にはさらに広大な建物がそびえ、そこに心臓部とも言える『教王庁』があった。
そこへ近づくことは固く制限され、24時間兵士が巡回している。許可証を持った者だけが入る事を許され、それでも毎回厳しい身体と荷物の検査が課せられる。