透明な毎日だった。
それから僕は学校に行かなかった。

どうしても行く気にならなかった。

許してくれ、水澄。

会いたいよ。

〜♪〜♪〜♪

(この音は!)
「もしもし!」
「もしもし、光くん!?」
「はい…。」(お母さんか…。)
「水澄が…。水澄が…。」
「っ!水澄がどうかしたんですか!?」
「容態が急変して…。呼吸が…!」
「分かりました。すぐに向かいます。」

「お母さん、車出して!!
水澄が、僕の好きな人が…!」
「分かってるわ。」
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