透明な毎日だった。
それから僕達はりんご飴を食べたり、お面を買ったりして、花火までの時間を楽しんだ。
「ねぇ、そろそろ花火が見える場所に移動しない?」
「そうだね。」

ヒューーーー… ドーン! パラパラパラ…

「わぁー!! めっちゃきれい!
ねぇ、今の見た!?!?」
「逆になんで見てないんだよ…。
そうだな。きれいだな。」
(こういう時って…。
「お前の方がきれいだよ。」とか言うのかなぁ。)
「っ// 言わないし。」
「なんか言った?」
「ううん。なんでもない。
それより、もうすぐフィナーレだね。」
「本当だ。終わっちゃうね。」
「なんか…。寂しいな。」
「ね。」
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