rainy day-きみとの出逢い


帰り道、誠太のことを気にしながらケータイを開くと、知らない番号でメールが。


《篤だよ、届いてる?》


そういえば、いつの間にか雨は止んで空には薄い月が浮かんでいる。


《千夏です♪雨、大丈夫だった?》


傘を持たないであの雨のなか、帰ったんだもん。

もしかしたら、風邪引いちゃってたりしないかな…。


ヴー、ヴー

《楠篤》

‥はや。


《うん、大丈夫。そっちは?》

《おかげさまで。待ち合わせにも間に合ったよ》








.
< 7 / 15 >

この作品をシェア

pagetop