あずゆづ。2
***

「ね、すごいゆづくん」


私は目の前のテーブルに並んだカレーを見て

キラキラと目を輝かせた。


「ゆ、ゆづくんが作ったカレー…!!!」


フーッと鼻息を荒くしてスプーンを握りしめる。


「いいからさっさと食え、アホ」

「いただきます!!」


熱々のカレーをはふっと口にすると。


「…っお、いしい…!!!」


ほっぺた落ちちゃう!!

くううっと体をくねらさてそう言えば。


「カレーなんて誰が作っても同じだろうが」

「違う!!」

「!」


バンッとテーブルに手をついて立ち上がる。



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