あずゆづ。2
「あ、あのゆづくん……」
そっとお風呂場を覗くと、脱衣所でゆづくんがちょうどタンクトップを脱いでいたところだった。
ひっ!!
あああゆづくんのパーフェクトマッスルがこっち見てる!!!!
「んだよ」
しかしゆづくんは冷静に私を見てくる。
「お、お、お風呂」
「?」
「一緒に入ろう!!!」
「はあっ!?」
言った!!
言っちゃった!!
「てめえ何言ってんだ狭いだろうが!!」
目をまん丸くして「早よ出てけ!!」と怒鳴っているゆづくんに、私は続ける。
「こ、光熱費が心配で……!!」
ごくりと唾を飲み込んでそう言うと。
「んなもん俺が出すわアホ!いいから出てけ!!」