あずゆづ。2
そのままソファに押し倒される私。
「こうしてお前に触れてると、もっと触りたくなる」
「…っ」
ゆづくんの手が私の頬にそっと触れる。
「キスすれば深いのしちまう」
「………」
「お前の頭ン中、全部俺にしたい」
ど、どうしよう。
何コレ。
頭の中はとっくにゆづくんでいっぱいですよ!?
「俺のことで笑って、俺のことで悩んで、俺のことで泣いてほしい」
「…ゆづくん………」
もうだめ。
ゆづくんの言葉が甘すぎて頭くらくらする。
「こんな一方的な思いでお前を汚したくなかった。
だからどうしたらいいかわかんなくなって
距離とったかもしんねえ」
まさかそこまで悩んでたとは思わなかった。
そう言って、ゆづくんは表情を歪ませて
私の肩に顔を埋めた。