あずゆづ。2

「アホ」

「ほえっ!?」


私はあまりにも急なことで

かああっと顔を赤く染めた。


「いいから前だけ見てろ」

「…? う、うん…」


私の肩を抱かれた腕がいつも以上に力強くて。

なんだか、守られてるなあって思えて。


必死で守ろうとしてくれてるゆづくんには

申し訳ないけれど


すごく嬉しくなってまた笑みがこぼれた。



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