あずゆづ。2
「バカみてぇなツラしてねえで、さっさと行くぞ、梓」
「ハイ……え?」
い、今なんと!?
「ゆ、ゆづくん!?」
「あ?」
「今、私のなま「黙れカス」
照れ隠しなのか
ゆづくんは私の言葉を遮った。
こ、これは…コンタクト効果が発揮された瞬間では!?
嬉しすぎてわなわなと震えていたときだった。
「きゃー、あれ荒君じゃない!?」
「ほんとだ!!ちょーイケメン!!」
「!!?」
いつの間にやら、周りがJKに囲まれていた。
そして彼女らの視線の先には、紛れもなくゆづくんが。
「……っ!?」
私は、開いた口がふさがらない状態だった。