あずゆづ。2
「ちょっとちょっとあず!!」
「おいゆづどういうことだよ!?」
教室に入るやいなや、私たちの元へ駆け寄ってきたのはひよりと岡本君。
「えええ、昨日ちゃんと説明したじゃん~」
それに対して私は苦笑いを浮かべて答えると。
「あんたね!!昨日いきなり電話してきて
『私命が危なくてゆづくんにボディーガードしてもらうために
今日からゆづくんち泊まるから話し合わせてひより!!』
って…これのどこがちゃんとした説明なのよ!?」
「あ、あれ…?」
私そんなこと言ったかなあ?
昨日は本当に気が動転してたから、放課後のことは本当に記憶が曖昧だ。
…あ、ゆづくんと一緒に帰った当たりからは鮮明に覚えてるけどね?
「おいゆづ、俺にもちゃんと説明しろよ。
今朝ひよりちゃんから聞いて驚いたんだからな!!」
「別に言うほどのことでもねえだろ」
岡本君に対し、そっぽを向いて言うゆづくんn。
て、照れてますかゆづくん…?