あずゆづ。2

「で?」

「あ?」


ニタニタと嫌な笑みを浮かべる岡本君。


「お二人さん、昨日はどこまで盛り上がったんですか??」

「!?」

「……」


ビキッと固まる私と、至って冷静なゆづくん。


「どこって、家まで」

「はあ!?」

「ゆづくん!?」


ちょ、ちょっと待って!?

ゆづくんよく私のこと天然とかアホとか言うけど…

ももももしかして相当バカ!?


「ゆづのバカ!!そうじゃねえだろ!!」

「ああ?」


ぐっとゆづくんの肩に腕をまわし、なにやらごにょごにょと耳元で囁く岡本君。


「……はああっ!? てめーはマジでいっぺん死んどけ!!!」


そしてようやっと質問の意味を理解したゆづくんから怒号が響いた。



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