あずゆづ。2
「ゆづくん」
「あ?」
「好き」
「知ってらァ」
「ゆづくんは?」
「アホ」
私はちいっと舌打ちをする。
「今なら聞けると思ったのに!!!」
ゆづくんは私の頭をぽかんと叩く。
「もう言わねえって言ったろ」
「やだ聞きたい」
「めんどくせえ」
「じゃあツーショット!!」
「うっせえ黙れカス!!!」
「ひどい!!」
そんな、相変わらずのやりとりがおかしくて。
私たちは自然と笑いながら教室へと戻ったのだった。