あずゆづ。2
たとえそうだとしても、と、ゆづくんは言った。
「一応しばらく泊まっとけ」
「えっ???」
私が、そう聞き返すと。
「……傍にいろっつてんだアホカス!!!」
「あほかす……!!」
ついに合体されてしまった。
けど私は、くすりと笑って隣にいるゆづくんを見上げる。
「ね、今日のご飯は何にする?」
「……昨日の余りあんだろ」
そんな会話がなんだか新鮮で。
「……えへへ」
「なに笑ってんだ」
「なんかこの会話、夫婦みたい…」
「っ」
思いの外、私の言葉で顔を赤くしたゆづくん。
「あ、赤くなった」
その反応が新鮮で可愛くて指を差して言うと。