あずゆづ。2
「……っ」
ふいに重ねられた、ゆづくんの唇。
やっぱり寒かったみたいで、ちょっとだけ冷たかった。
「…あのな」
「え?」
唇が離れると、口角を上げて笑うゆづくんの表情がはっきりと見えた。
「ブチ犯す」
「ハイ?」
待って。
日本語?
「ねえゆづくん、いつから英語なんてしゃべれるようになったの?」
ぱくぱくと口を開けていると。
「ぅひゃあっ!?」
そのままお姫様だっこでベッドまで連れて行かれる。
ドサッと音をたてて、あっという間にゆづくんが私の上に覆い被さった。