あずゆづ。2
カラオケにでも行ったのだろうか。
同じ制服を着た知らない男子二人と、岡本君と。
「ゆゆゆ、ゆゆゆ……っ!!!」
え、笑顔のゆづくんがそこに写っていた。
カメラ目線ではなかったにせよ…
こ、これは…これは……っ!!!
「て、天使…っ!!」
ドクドクと鼻血が噴射される前兆を感じ取った私は、
鼻を両手で押さえる。
考えてみれば私、ゆづくんの写メ一枚も持ってない。
2ショットとかしてみたい。
ああああ(混乱)
「お、岡本君」
「へ?」
がっし、と岡本君の手をつかむ。
「そ、その天使が映り込んだ写メ私に下さい」
「あははーあずちゃん、悪魔なら後ろにいるよ?」
「え」