あずゆづ。2
「……」
「……」
ふと、ゆづくんが私を見ていたことに気づく。
「…笑ってんじゃねーぞカス」
「かす…」
それだけ言うと、ふいっと視線を逸らして自分の席に戻ってしまったゆづくん。
「あ…」
その背中を見て、私は急にさみしさに襲われた。
…だから、なんなの。
普通に話してくれたかと思えば
急に怒り出して
甘いゆづくんになったと思ったら
今みたいに、冷たく背中を向ける。
「……むうう、」
私、何かしました!?!?