あずゆづ。2
1年生の時にお付き合いを開始した私たち。
ゆづくんはイカつい見た目通りの性格だけれど
こうして真逆の方向にある私の家に毎日迎えに来てくれて
さりげなく車道側を歩いてくれる
本当はすごく優しい人なのです。
もちろん帰りも一緒。
出会った頃はこのゆづくんの持つパーフェクトマッスルにしか目が行ってなかったけど。
一緒に過ごしていくうちにゆづくんのことを意識しちゃってる自分に気づいて。
好きって自覚した途端、どんどん好きになっちゃって。
「ゆづくん」
「あ?」
「好きだよ」
「黙れ」
こんなやりとりが、楽しいと思えてしまうくらいには
私はどっぷりと、ゆづくんに溺れてしまっておりました。