あずゆづ。2
「な、んで謝るの…?」
「……」
「私なんとも思ってない」
「……」
「…私、ゆづくんのこと信じて―――…」
「ふざけんな…!!」
そう叫んだゆづくんの腕に、力が入る。
「なんで何も言わねんだよ!!
責めろよ!!
何してたんだって泣けよ!!」
「っ」
抑えていた涙があふれ出す。
「キツいくせに、なんで我慢すんだよ…っ!!」
「……う、うぇ…うえええ…っ」
気づけば私の腕には力が戻っていて。
ゆづくんの背中に手を回して、
顔を埋めて泣いた。