あずゆづ。2
「……」
一生懸命考えているゆづくんを見つめる。
こんなときでさえ
ああ、やっぱりかっこいいなってドキドキしちゃう自分は
相当なゆづくんバカだ。
「……よし」
何かを決めたゆづくんを、見れば。
ゆづくんは真面目な顔で淡々と告げた。
「今日から家に泊まれ」
「……」
きょうからうちにとまれ。
唐突すぎて何語かわからなかったけど。
「うん!!」
その意味を理解しないままうなずいた私は
ゆづくんにアホと言われても仕方ないかもしれない。