きみいろ~そして二人は恋をする~
それは王宮に大きなうねりをもたらし・・・。
権力などて望んでいないものたちの意思とは裏腹に事は進んで言った。
まだ幼かった第三王子と王の側室。
すなわち第三王子のは母あったリリア后妃は、その身の上から多くの事は望まずひっそりと生活していた。
しかし、そんな穏やかな生活を望んでいた彼らも、他人事はいられなくなっていった。
第二王子派と第三王子派―――による、王位継承争いが始まったのである。
最初は水面下で起きていたことであったが、水面に落ちる水滴は容赦なく降り注ぎ・・・。
次第にその波紋は大きく広がっていった。
王宮内で再び血が流れる・・・。
そんな噂と宮廷内に漂う不穏な空気。
同じことを繰り返したくなかったカルロス10世は、重い腰を挙げ・・・。
後継者として、マリア王妃の第二王子を指名したのだ。
そして、表向き静かに暮らしたいと願っていたリリア后妃と幼い王子・王女を守るため、
王位継承について、新たな方針を打ち立てた。
それは・・・
『王国の王位継承は原則王妃の子供とする。余が去ったのちも、この命令は絶対である!』
というものだった。
権力などて望んでいないものたちの意思とは裏腹に事は進んで言った。
まだ幼かった第三王子と王の側室。
すなわち第三王子のは母あったリリア后妃は、その身の上から多くの事は望まずひっそりと生活していた。
しかし、そんな穏やかな生活を望んでいた彼らも、他人事はいられなくなっていった。
第二王子派と第三王子派―――による、王位継承争いが始まったのである。
最初は水面下で起きていたことであったが、水面に落ちる水滴は容赦なく降り注ぎ・・・。
次第にその波紋は大きく広がっていった。
王宮内で再び血が流れる・・・。
そんな噂と宮廷内に漂う不穏な空気。
同じことを繰り返したくなかったカルロス10世は、重い腰を挙げ・・・。
後継者として、マリア王妃の第二王子を指名したのだ。
そして、表向き静かに暮らしたいと願っていたリリア后妃と幼い王子・王女を守るため、
王位継承について、新たな方針を打ち立てた。
それは・・・
『王国の王位継承は原則王妃の子供とする。余が去ったのちも、この命令は絶対である!』
というものだった。