きみいろ~そして二人は恋をする~
第三王子を守るため・・・。
なにより静かな暮らしを求めていた后妃の願いをかなえるためだった。
しかし、当然のことながら、この決断はリリア后妃に与する勢力に不満をのことすこととなり・・。
反発する貴族を多数残すこととなる。
しかし、リリア后妃は元々没落寸前の貴族の娘であり・・・。
側室として王宮に入ることで何とか家名を維持した状態であった。
王宮に入ったことで、辛うじて立ちなおせたようなもので・・・。
大貴族の娘であったマリア王妃には到底敵わない存在であった。
この決定により・・・。
幼い第三王子は王位継承権を返上することとなった。
そして王国北部の離宮へ半ば追放するように移り、静かに住むこととなったのである。
しかし、これを不服とした勢力によって、国王の決意は脆くもくずれることとなる。