きみいろ~そして二人は恋をする~
3.いざ、王宮へ!
考え出したらきりがないほど、心配事は沢山あった。
けれど・・・。ユリアは、王宮行きを決めた。
クラウスの真っ直ぐな言葉に、強く心を突き動かされたから・・・。
そして留守にしても大丈夫なように、急いで準備を行い始めた。・・・。
マーサおばさんの薬の事、お隣のジャスティンの常備薬の事、キエルから受けた依頼のこと。
そして、いつも頼ってくれたの治療院のこと。
王宮に行くということは、それだけ大変な事が起きているいうこと。
しかも、語られた内容は王宮内の極秘事項。
こんなことに首を突っ込むなんて、考えてもみなかったけれど。
でも、これは現実に起きていることだ。
でも、それは同時にその身に大きな責任を背負い、同時に様々なことで、守秘義務を背負うことでもある。
相手が相手だけに、・・・。