きみいろ~そして二人は恋をする~
怖くて当たり前だ。
その身には国を左右する存在の命が掛かっている。
それに、彼女の決断が、行動が、全てを左右する。
そしてそれは、彼の下した判断から始まっている。
自分の判断が、彼女を巻き込んでしまったのだ・・・。
クラウスは自分の判断が、彼女にとって本当にいいことだったのが、心の中で迷い始めていた。
でも、そんな迷いを吹っ切るかのように、彼女は言葉を続けた。
明るい表情で、にこやかに。
「信じてくれたから。可能性を信じたいって・・・。だからその想いに答えてみたいって思ったの。私ごときの実力で、全てを解決できるなんて、そんなのあるわけない。それでも、今できる最善の事をしたいって、思えたんだ。クラウスさんは、信じてくれたから、だから私も、信じてみたいと思ったの。クラウスさんと、キエルさんと、そして今は苦しんでいるけれど、殿下も・・・。」
そう答えたユリアの姿は、クラウスには眩しすぎるように感じた。
その身には国を左右する存在の命が掛かっている。
それに、彼女の決断が、行動が、全てを左右する。
そしてそれは、彼の下した判断から始まっている。
自分の判断が、彼女を巻き込んでしまったのだ・・・。
クラウスは自分の判断が、彼女にとって本当にいいことだったのが、心の中で迷い始めていた。
でも、そんな迷いを吹っ切るかのように、彼女は言葉を続けた。
明るい表情で、にこやかに。
「信じてくれたから。可能性を信じたいって・・・。だからその想いに答えてみたいって思ったの。私ごときの実力で、全てを解決できるなんて、そんなのあるわけない。それでも、今できる最善の事をしたいって、思えたんだ。クラウスさんは、信じてくれたから、だから私も、信じてみたいと思ったの。クラウスさんと、キエルさんと、そして今は苦しんでいるけれど、殿下も・・・。」
そう答えたユリアの姿は、クラウスには眩しすぎるように感じた。