長男・長女の恋模様―真面目×真面目=?!?

その日はテーマパーク疲れから、起きたのも遅かったので家のことをしつつ、ゆっくりとふたりで過ごした。

映画のDVDを見たり、夕飯は一緒に和食にしたり。
まったり、のんびりと過ごした休日になった。

次の朝はさすがにいつも通り起きて、このうちに来て私が朝ごはんを作った。

パンが続いてたので、今日はご飯も残っていたので和食な朝ごはんにした。

焼き魚にだし巻き玉子、ほうれん草の白和えにネギと豆腐の味噌汁、人参とかぼちゃのきんぴら。

こんな感じの朝食となった。
起きてきた悠斗さんは、テーブルを見てちょっと驚いている。

「こんなに朝から大変だったでしょう?」

その言葉に私は笑って返す。

「どれもそんなに難しくもないし、簡単だから。口に合うといいんだけど」

そう言って、ご飯をよそって置くと悠斗さんもテーブルについたので一緒にご飯を食べ始める。

味噌汁を一口飲んで、悠斗さんがホッと一息ついている。
そのリラックスした感じが、ちょっと可愛い。

「自分ひとりだと、朝からここまで頑張らないんだよね。梨乃のご飯は美味しいしホッとする」

満足そうな顔で褒めてくれて、綺麗に食べてくれる。
そんな姿が見られれば作りがいもあるというもの。
ニッコリ笑って私は返事をした。

「そう言って貰えると作りがいがあるよ。喜んでもえるのうれしいし。ご飯はやっぱり一緒に食べる人がいるのが良いね」

そんな私の言葉に、悠斗さんもニッコリ笑って頷いてくれる。
ゆったり和やかな空気で気持ち良い朝の時間となった。
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