長男・長女の恋模様―真面目×真面目=?!?
「あ!忘れてた。麻里花と彩人さん、並んで下さい!」
そう言うと麻里花も思い出したらしく、専務を捕まえる。
「そうだった!ハイハイ!」
そう言って、彩人さんの腕を掴んで並んでくれた所をすかさずスマホのカメラで撮影する。
『パシャ』
彩人さんは何が何だか分かっていない。
それをそのまま妹達とのグループトークに送信!
「よしっと。うっかり忘れるところだったわ。もう少し遅かったら、きっと痺れを切らして電話してきたわね」
双子が麻里花とその旦那さんのツーショットを撮って送るべし!と今日出かける前に玄関でダブルサウンドで頼まれていた。
麻里花には、双子からのお願いを挙式前に話していたのだ。
「大丈夫そう?」
そう麻里花が聞いてくるので、私も肩を竦めつつ答える。
「多分?」
『ピローン』とスマホが数回続けて鳴る。
SNSの着信音が鳴り響いたので、確認すれば双子からの返信だ。
「お姉ちゃんGJ!」
「麻里姉は相変わらず可愛い!」
「麻里姉とお姉のツーショットも送るべし!」
そんな双子からのメッセージに返信を打つ。
「それはいらんだろう!」
「お・く・れ!!」
はぁ、双子よ。
あんた達どんだけ麻里花好きなのよ。
おもわず出てきた長めのため息に、私の手元を覗き込んできた麻里花が吹き出した。
「麻里花、笑い事じゃない」
ちょっと私のテンションはダウンした。
しかし麻里花は上がったようで、ニコニコと私を引きずっていく。
「さぁ、お兄ちゃん!私と梨乃ちゃんのツーショットを撮影するのよ!」
そう、ノリノリで指示するのだった。
そう言うと麻里花も思い出したらしく、専務を捕まえる。
「そうだった!ハイハイ!」
そう言って、彩人さんの腕を掴んで並んでくれた所をすかさずスマホのカメラで撮影する。
『パシャ』
彩人さんは何が何だか分かっていない。
それをそのまま妹達とのグループトークに送信!
「よしっと。うっかり忘れるところだったわ。もう少し遅かったら、きっと痺れを切らして電話してきたわね」
双子が麻里花とその旦那さんのツーショットを撮って送るべし!と今日出かける前に玄関でダブルサウンドで頼まれていた。
麻里花には、双子からのお願いを挙式前に話していたのだ。
「大丈夫そう?」
そう麻里花が聞いてくるので、私も肩を竦めつつ答える。
「多分?」
『ピローン』とスマホが数回続けて鳴る。
SNSの着信音が鳴り響いたので、確認すれば双子からの返信だ。
「お姉ちゃんGJ!」
「麻里姉は相変わらず可愛い!」
「麻里姉とお姉のツーショットも送るべし!」
そんな双子からのメッセージに返信を打つ。
「それはいらんだろう!」
「お・く・れ!!」
はぁ、双子よ。
あんた達どんだけ麻里花好きなのよ。
おもわず出てきた長めのため息に、私の手元を覗き込んできた麻里花が吹き出した。
「麻里花、笑い事じゃない」
ちょっと私のテンションはダウンした。
しかし麻里花は上がったようで、ニコニコと私を引きずっていく。
「さぁ、お兄ちゃん!私と梨乃ちゃんのツーショットを撮影するのよ!」
そう、ノリノリで指示するのだった。