ミラートリック~キミの優しすぎる愛に溺れる~
「ひかりは・・・素直で、明るい子だった。そんなひかりだから、みんなにも愛されてたと思う」

「あたしとは・・・正反対な子だね」


自分で言っておきながら、惨めになる。

あたしは周りから一線を引かれ、いつも1人で居るような子。

あたしには、孤独が良く似合う。


「ひかりは、ひかり。蓮見は、蓮見。だから、比べる必要なんてない」


比べたところで、あたしはひかりには勝てない。

そう、言われたような気がした。

そう感じてしまうあたしは、人として欠落してるところがあるからなのかもしれない。

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