ミラートリック~キミの優しすぎる愛に溺れる~
心が、一気に冷めていく。
でも晃一が偽善者なら、それはそれで都合が良い。
「晃一。そろそろ、あたし帰えらないと」
「そうだな。遅くなると、おじさんもおばさんも心配するだろうし。送るよ」
「ううん、大丈夫。誰かに見れて、噂とかされたくないから」
あたしの言葉に、晃一は複雑そうなため息を溢す。
「・・・わかった。気をつけて帰れよ」
そんな晃一の言葉に、小さく頷く。
そして小さく手を振り、あたしはその場を後にした。
今のあたしを見たら、キミはどう思うだろう。
でもきっとキミは、こんなあたしを見ても、大好きな笑顔で包み込んでくれるんだろうね。
そして気づけば、家へではなく、導かれるようにある場所へと足は向かっていた。
でも晃一が偽善者なら、それはそれで都合が良い。
「晃一。そろそろ、あたし帰えらないと」
「そうだな。遅くなると、おじさんもおばさんも心配するだろうし。送るよ」
「ううん、大丈夫。誰かに見れて、噂とかされたくないから」
あたしの言葉に、晃一は複雑そうなため息を溢す。
「・・・わかった。気をつけて帰れよ」
そんな晃一の言葉に、小さく頷く。
そして小さく手を振り、あたしはその場を後にした。
今のあたしを見たら、キミはどう思うだろう。
でもきっとキミは、こんなあたしを見ても、大好きな笑顔で包み込んでくれるんだろうね。
そして気づけば、家へではなく、導かれるようにある場所へと足は向かっていた。