BAD & BAD【Ⅰ】




そうだ、天パのチビ、頑張れ!



私を神雷に入れるな!


めげずに、訴えろ!!



「お、お前、本当に、長髪だけど怪しくないんだな?」


「え、あ、まあ……うん」



天パのチビからの唐突な質問に、私は慌てて肯定する。


私は怪しいというより、師匠の保護者みたいなもので……って、今はそんな偏見どうでもいいでしょ!?



ほら、早く!私の入団を阻止して!



「チッ、仕方ねぇ。許可してやるよ」


NOーーーー!!



許可は求めてないんだよ!


あんたには期待してたのに、がっかりだよ!




「お前は、弘也を倒したから幹部に……」


「僕、格下げ!?凛、それはないっしょ!下っ端なんて女の子にモテないじゃん!」



アイスマンの言葉を遮って、パッツン男がブーイングする。



< 46 / 540 >

この作品をシェア

pagetop