僕が守るから。
あの日、久しぶりに、希音にあった。


そのときの希音は、


いつもの向日葵のような笑顔はなく


レッスンの先生に叩かれないように、


がむしゃらに、音楽と向かっていた。


俺はこの時、


助けてあげなきゃと思ったが。


まだ、高校生だった


俺は何もすることが出来なかった。


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