【短】告白
「えーじ先パイは優しいねー…」
「ん~?そんなことないよ?俺、基本的に女の子には厳しい方だから。爽香ちゃんは、ま、特別…なのかな?守ってあげたくなる感じなんだよねぇ…不思議~」
入学式を終えて、たまたまオリエンテーションからの流れで、偶然が重なってバスケをやってる…大津先パイと付き合うことになった。
えーじ先パイはその人のクラスメイト兼親友で、出会った頃から何故か凄く優しかった。
そんな中、その彼とも色々話し合いをした結果、これ以上恋人関係は続けられないってことになって。
つい昨日、「じゃあ、これからは友達で」なんて言葉を交し合ってお別れをした。
彼は、私達が付き合い始めたときからずっと私の話相手になってくれている。
過去のことも、今までのことも、どうしてか色々相談出来て…。
いつの間にか私の中で「良き理解者で大好きなお兄さん」みたいな存在になっていた。
それは、今も変わらない。