優しい白衣に包まれて
「陽向固定よろしく〜」


「了解。芽愛ごめんねー」


「グスンっ…やだ、やだはなしてっ!」


「この辺でいっか」



蓮が背中のどの部分に針を指すか決めている。

蓮の指が当たる度に体がビクンと震えた。




「よし、麻酔からね

ちょっとチクッとするよ」


「…っ、グスンっ…いたいっ!」


「痛いね、がんばれがんばれ〜」



言葉は優しいのにすごい強引な蓮。


陽向先生の固定にも力が入る。


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