捨てられた町
「私、ルキさんと一緒にいたいんです!!」


僕はカエルを見た。


僕と一緒にいたいと言っても、ここは僕の家じゃない。


「とにかく、家に上がってもらったらどうだ?」


「カエルがそう言うなら、どうぞ」


そう言うと、ウサギはパッと顔を上げて嬉しそうにほほ笑んだのだった。
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