捨てられた町
「わかりました。いったん離しましょう」
傘はようやくネックレスを床へと置いた。
自由になったネックレスはカエルの後ろに逃げ込んでしまった。
「さて、これでようやくちゃんと話ができるな」
カエルはそう言いながら、濡れた体を小さなタオルで拭いた。
ツルリとした綺麗な緑色に戻っている。
「ネックレス、お前の名前は?」
カエルに聞かれて、ネックレスは左右に首を振った。
「名前はありません」
傘はようやくネックレスを床へと置いた。
自由になったネックレスはカエルの後ろに逃げ込んでしまった。
「さて、これでようやくちゃんと話ができるな」
カエルはそう言いながら、濡れた体を小さなタオルで拭いた。
ツルリとした綺麗な緑色に戻っている。
「ネックレス、お前の名前は?」
カエルに聞かれて、ネックレスは左右に首を振った。
「名前はありません」