捨てられた町
今度もハッキリと聞こえて来てその声にビクリと体を震わせ、視線を落とした。
こけた僕の膝の上にチョコンと座っているカエルが見えた。
緑色の背中はツルリとしていてまるでプラスチックのよう。
そしてその背中には同じ色の紐がでろーんと出ているのだ。
僕は瞬きを繰り返し、何度も目をこすった。
それでも僕の膝の上に座っているカエルは消えない。
「なんだこれ、オモチャか? いつの間にこんな所にあったんだ?」
混乱しながらカエルに手を伸ばす。
こけた僕の膝の上にチョコンと座っているカエルが見えた。
緑色の背中はツルリとしていてまるでプラスチックのよう。
そしてその背中には同じ色の紐がでろーんと出ているのだ。
僕は瞬きを繰り返し、何度も目をこすった。
それでも僕の膝の上に座っているカエルは消えない。
「なんだこれ、オモチャか? いつの間にこんな所にあったんだ?」
混乱しながらカエルに手を伸ばす。