Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完
「えっ!? ひゃっ…(>_<)」
ふいに頭上から降ってきた冷ややかな声に思わず首をのけ反らせると、グリグリと額に何か硬いモノが押しつけられた。
冷たっ…
な、何??
まるで押印されるように額に押しつけられた円柱のそれは…冷たい缶コーヒーだった。
「もうー…何ー…?」
額についた結露を拭いながら傍らに立つ長身の人物を仏頂面で見上げる。
「手出せ」
「えっ?」
低く怒ったような調子の声に反応すると、傍らに立つ長身の人物は手に提げていたコンビニの袋からサンドウィッチを取り出した。
ほら、と唐突にサンドウィッチを落とされ、慌ててそれをキャッチする。
わぁ…タマゴサンドだー♪
「プリンもあるぞ」
わぁ…焼きプリンー♪
「あと栄養ドリンク」
わぁ…ファイトーいっぱーつ♪
物乞いするみたいに次々と食べ物と飲み物を与えてもらうあたし。