Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完



「――なぁんだ〜そうだったんですかぁ〜」



会議に行く前と後とでなんで服が違うのか、
柏田と斉木に分かってもらえるまで懇切丁寧に説明した。



その甲斐あって2人の誤解は解けたようだ。



そもそも何でそっちの方向に話が飛躍したのか、と考えると…
柏田があんなことを言ったわけで……



ギロリと睨みつけると、柏田は俺から逃れるようにさっと視線を外して斉木を見た。



「とっ、ところで何か用事があったんじゃないのか?」



「あっ、あー忘れてましたっ。あのこれっ」



斉木がFAXらしき紙を柏田に差し出す。



柏田はそれを受け取って何の感動もなく『あー…』とつぶやいた。





< 266 / 501 >

この作品をシェア

pagetop