Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完



村瀬が横になっているソファーのそばに座り込む。



今までまじまじと観察したことなかったけど、眉毛の横に小さなホクロがあるんだな。



睫毛がまるで人形みたいに長くてくるんとカールしてて、顔の大きさなんか俺の手よりも小さいんじゃないか?って思う。



それにしても…



あどけない寝顔してんな…。



つかもともと童顔か(笑)



…ホント、信じられないくらい純情だよな(笑)



あれくらいで気を失ったりするんだから。



あれくらいって言っても村瀬にとっちゃ大ごとか。



今まで誰とも付き合ったことないんだもんな。



いきなり男が覆いかぶさってきたらそりゃビックリするよな?





「…ごめんな」



あの時ちょっと目眩がして寄り掛かれるものがお前しかなかったから。



「…ごめんな……村瀬」



床に体を打ち付けたときにどこも怪我をしてなきゃいいけど…。



壊れ物を扱うみたいにそっと頭を撫でる。



ふわふわの、まるでわたあめみたいな髪はものすごく手触りがいい。



なぜだかずっと触れていたい気持ちになった。





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