Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[前編]完
「人生最高の、プレゼント…?」
「赤ちゃんはね、遊びやただの好奇心とかで体を重ねて与えられるものじゃない。自分が心から愛した人と、自分を心から愛してくれた人と、本気で愛し合った結果、神様が2人の間に与えてくれる最高のプレゼントなんだよ?」
「神様が…?」
2人の間に与えてくれる最高のプレゼント…
「そういう意味では綾乃はすごく自分を大切にしてるし、これからもそうしてほしいって思ってる。
そして胸を張って何ひとつ恥じることなく、まっさらなまま、綾乃のことを心から大切にしてくれる人のところに飛び込めばいいよ。
きっと相手は重いとか面倒だとか思ったりしない。むしろ喜んでくれるんじゃないかな?」
「そう…かな…?」
「そうだよ。だって重いとか面倒だとか思わなさそうな人を綾乃は好きになったんでしょ?」
「ぅん…」
自信なくうなずくと背中をバシッと思いきり叩かれる。
「痛いよーっ…(+_<)」
「大丈夫! 綾乃の目は狂ってないから自信持ってドォーンとぶつかっていきなさい、ドォーンと!!」
ドォーンと…って。
それができたらこんなに長いあいだ片想いしてないんですけど…(x_x;)
「頑張んなよ! この子との同級生はもう無理だけど、ウチの2人目となら何とか『せ〜の!』で合わせてあげるから♪」
アハハ!!と恥じらいもなく豪快に笑う新婦。
もうっ…///
『せ〜の!』で合わせるって何よ…///